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史上最悪の津波被害
をもたらし、世界を揺るがしたスマトラ沖地震後、国際社会は、前例のない大規模な復興援助実施に踏み切る決断を迫られました。インド洋で大津波がどのように発生し、膨大な犠牲者を出すに至ったのでしょうか。

スマトラ沖地震の津波被害
インド洋沿岸の12カ国に及び、死者・行方不明者は最終的に20万人以上になるとみられています。未曽有の災害に国際社会はかつてない規模で結束し、既に総額約5500億円以上の支援拠出を表明、被災地では国連を軸とした「史上最大の緊急援助活動」が続いています。

各国は惨事の再発を防ぐため、インド洋の津波警報システム構築で合意しました。2005年1月28日、29日には被災地のタイ南部プーケットで構築に向けた初の閣僚級会合が開かれたのです。

津波は震源から約6000キロ
離れたアフリカにも達し、日本人を含め外国から被災国を訪れていた約40カ国の死者・不明者は5000人以上とされています。

世界規模の協力援助
が必要となり、これまでほとんど交流のなかった東南アジア諸国連合(ASEAN)と南アジア地域協力連合(SAARC)の間で関係強化を目指す新たな動きも出始めています。

しかし、被災地域の復興には5―10年の歳月が必要との見方があり、国際社会が中長期的な支援態勢を維持できるかどうかが最大の課題となります。

また、住民11万人以上が死亡した最大被災地インドネシア・アチェ州や、4万人近くが死亡したスリランカでは、反政府武装勢力の活動が活発で、支援が遅滞すれば食料や医薬品の分配などをめぐって対立が激化、援助活動の妨げとなる懸念もあるのです。

インド洋周辺諸国に惨事をもたらした津波の素顔が専門家の現地調査で明らかになりつつあります。マグニチュード(M)9にも達した地震で引き起こされた巨大な津波は「津波レンズ効果」と呼ばれる海底地形の影響などで局所的にさらに威力を増し、被害を拡大させていきました。

襲った津波は高さ10メートル以上。約60キロ南のプーケット島西岸の平均5―6メートルに比べ、ほぼ倍になる。1平方メートル当たりの波の圧力は、プーケットの最大1.6トンに対し、カオラックでは同6.7トンにも達した計算になるということです。

現場の沖には大陸棚が広がるが、プーケットの南西沖に大陸棚を丸くくりぬいたように深くなる場所があり、波は等深線に直角に進むため、ここで放射状に拡散し、このうち北に向かった波が、大陸棚を真っすぐ進んだ波とカオラック付近で重なったとみられています。

震源からは1600キロ離れたスリランカも震源地付近の海底地形の影響があるといわれています。
スリランカでは、震源に面していない西岸のヒッカドゥア近郊で、局所的に波が周辺の倍の10メートルを超えた。停車中の列車が押し流され、建物の倒壊率は9割以上でした。

津波が長周期だったことも影響して、計算上周期は約30分。周期が長いと、震源が遠くても津波の威力は減衰しにくいといわれています。

インド洋全体に津波が及んだことを考えれば、今後の津波の全容解明に向け、さらに調査を進める必要があるということです。

 
 
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